cojuの、無添加な毎日。

無添加なものと、幼い私を振り返る。

ヒバ香るパソコンだらけの筒抜けオフィス

お題「わたしの仕事場」

私は在宅ワーク以外にもパートをしていて
家から少し離れた街にあるオフィスで雑用している。

業務内容は毎日同じ。
時間内に終われれば、余った時間は何をしてもいいという緩さ。
なので、新聞を読んだり、スマホで求人をチェックしたり、細かい所を掃除したり…。

なぜこの職場に応募したのかは、おいおい話したい。

私の職場はとても簡単な造りだ。
基本的に、一階は廊下とオフィス。
二階はだだっ広い部屋が1つだけ。
もちろんトイレとか談話室とかの小部屋はあるけど、廊下にくっついてるだけで
建物の間取りの8割は廊下とオフィスだ。

さらに、オフィスには仕切りがない。
だだっ広いのだが、端にいる人の電話の声が反対の端まで通る。
特にストーブやクーラーのない春秋は、そう。
電話対応のミスとかできないし、愚痴とか世間話も公開されてしまう。

私にはデスクは無いけれど、誰かと話す時があって
後で別な人からそのことについて話を振られることがある。
何で知ってるの。って、一瞬固まる。
聞こえてたからか。
ということがあるので、「ここだけの話」はできない。
仕事始めたての頃、隅っこで年齢を聞かれて、小さめの声で話したつもりが
後で別の人から、若いんだねぇ〜、と言われて驚いた。

新人にとっては、先輩皆に教育されてる感じになるだろう。
私だったら緊張してしまうわ。

そんな職場を囲む壁はヒバ材で、近付くと木の香りがする。
狭い部屋なら、部屋全体が木の香り。
トイレはいい匂いなので、私は女子トイレで呼吸を整えるのが好き。

さぞかしアナログな風情のある職場なのだろう、と思わせておいて、
実はオフィスは電子機器で埋まっている。
デュアルディスプレイのパソコン、業務用プリンター、シュレッダー、灰色のロッカー、でかいテレビ…。
常に色んな電子音や、サーバーの冷却装置のヒューン!という音が響いてて、
木造家屋の雰囲気は皆無…笑

椅子と画面に張り付けの人達を見ては、たまには深呼吸すればいいのにな…と思う。

広いオフィスの弱点はもう一つあって、暖房やクーラーの恩恵が等しく受けられない。
冬はストーブに近い席の人は暑くてとっぷり汗をかき、シャツ一枚でいるが
一番遠い席の人はコートを羽織っている。
夏はクーラーに近い人は寒くて腹を冷やし
遠い人はうちわであおいでいる。
私みたいに常に動いていると、暖房炊きすぎ!クーラー効きすぎ!と思うのだが
デスクワークの方々はサッパリと汗がかけないようで、年中私より服が一枚多い。(ストーブ側の人は私より一枚薄い。)

そんな面白い職場だから、私は好きだな。