お題「これまで生きてきて「死ぬかと思った」瞬間はありますか?身体的なものでも精神的なものでも」
もう10年近く前の話ですが、風邪を引いて、ひどい痰が絡んでいました。
小さい頃から慣れっこで、咳さえ我慢すれば普通に勤務はできたので、出勤。
ペットボトルの水を置いてパソコン作業。
勤務中、定期的に痰が上がって咳込みます。
風邪も終わりの方なので、ねばっこい感じの痰。
周りの方もお聞き苦しかったことと思います。。
私の席の斜め後ろに、部長が座っていました。
優しく、頼られている年配の部長さんです。
(お手製の玄米弁当を食べていて、健康第一!って感じの方でした。)
咳が苦しいなぁ、痰が止まればいいのに…
そう思いながら咳き込んでいると、痰がついに喉元でストップ。
えへん、えへんと咳払いしても、絡みついた痰は上がって来ません。
おそるおそる息を吸おうとしても、吸えない!
「ゴヒュイ~」という汚い音がして、明らかにオフィスに響きました。
苦しくなり、これは誰かに助けてもらわなければ死ぬ!!と思いました。
後ろの席には部長しかいないけれど、部長に背中を叩いてもらうなんて…。
と思いつつ、あとあと救急車を呼んだらもっと大事になると考えたのか、
足が勝手に部長の席に。
ジェスチャーで(背中、パンパン!)とやり、私はオジギをして背中を差し向けました。
部長さんはすぐに察して背中を叩いて下さり、すぐに詰まった痰が「ボッ!」と言って取れました…。
本当に死ぬかと思った…顔から火が出るほど恥ずかしいとはこのことか。
周りの先輩も「大丈夫?^^;」と言ってくれたけど、正直すぐ助けてほしかったです…。言い出せない空気だったんでしょうね。
部長さんのアドバイスで水を多めに飲むようにしたら、その後は痰が詰まることもありませんでした。
夏で暑くて、冷房が効いていたとはいえ、脱水気味だったのかも。
そんな経験があったため、去年コロナウイルスにり患して、ひどい痰が出始めた時は怖かったです。
年配の方が風邪を引くことの怖さも実感しました。