cojuの、無添加な毎日。

無添加なものと、幼い私を振り返る。

使用済み切手が100枚を超えた

今週のお題「わたしのコレクション」

「コレクションの趣味?ないない〜」
と人前では言っているのだけど
思い返せば小さい頃からずっと、何かしら集めていることに気がついた。

幼稚園...セーラームーングッズ
小学校…ポケモングッズ(ポケカポケモンパンのシール、プラコロ?、CD、フィギュア)、バトエン封神演義のトレカ
中学校…ギャグ漫画日和、1円玉
高校…1円玉
大学…CD(ミスチル、宇多田、その他レンタル落ち)

そして大人になった今、ほとんどを解放し、手元に残るのはミスチルのCDのみ。


だから、周りの人には何のオタクでもないと主張するんだけど
先日、部屋を片付けていた時に発見されたのがこちら。

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使用済み切手。
これをある団体に送ると、ボランティアの方が剥がしてお金に変え、どこかの誰かを支援できる。

切手を集めるのにお金も、労力もいらない。
だけど、自分宛てに郵便物がないと集まらない。
最近はDMやメール便も主流なので、切手を貼ってあることが珍しい。
実際、私が持っている切手のほとんどは、会社から来る給与明細と、一人の友人からの手紙だ。

私は小学校の時に少しだけ他県に住んでいた。
転校するとなったとき、クラスの子が私に手紙を書いてくれた。
なんで?という感じでした。

その子とはほぼ交流がなく、オルガンを習っているという話を聞いただけ。
友達グループも違うし、彼女はあまり他の子とつるんでる印象もなかった。

手紙には、「あまり話したことないからもっと話せば良かった。寂しいね」的なことが書いてあったかなぁ。

でもね、その一通が私には震えるほど嬉しかった。
幼くして、初めてしびれたかも。

だって、いつもつるんでいた友達は、何かというと私を下に見て、集団で置いてけぼりにしたり、悪口を言ってきた。
その子達から、転校後に電話や何通もの手紙をもらって、感謝はしているけど、なんか。

それらは、あのときあの子からもらったあの一通を超えられなかったと思う。


その後、15年くらいして、SNSで旧友を探していたら、彼女を見つけた。
連絡したら、文通が好きだという話になり、私ともしてくれることになった。

彼女は音楽をずっと続けていて、音楽大学で頑張っていたけど色々あって、一旦道の途中で休んでいるとのこと。昔から楽器に夢中で、友達よりも練習、という生活だったそうだ。


私は普通の手紙がよくわからないけど、彼女の手紙はちょっと変わっていると思う。
近況をばーっと書いて、途中で質問が2、3個あって、最後に私からの質問に答えてくれる。
私もそのパターンにならい、自分のこれまでを隠さないで綴った。

すると、今までの文通は相手を待たせるのが苦で仕方なかったのが、
自分の近況ストックが溜まったら書く、という理解が生まれて、お互いに待たせない状況になった。

書くたびに自分を振り返り、読んだ本や教えられたことをシェアしたり、心配ごとを報告したりした。

切手に話を戻すと、彼女は毎回違った便せんと切手で私を楽しませてくれる。
そういう心遣いが私にはないので、マメさに感心する!
だって、便せん単品で可愛いやつって見かけないんですよ。

そんなわけで、使用済み切手を数えたら100枚以上あった。
友達でもない私との1通が、何年も経って動かした時計。
今、彼女は無事に卒業して、ピアノの先生をやっている。

4月になったら、切手を団体に送ろうと思ってる。
これからも、文通が続く限り集めるつもり。
よろしくお願いしますね。